日本と英国の成績の付け方はずいぶんと違う
エッセイやレポート、プレゼンテーションが課され、
最終成績の大体1/2~1/3がペーパーテストの結果にあたる
さらに、総合成績はパス40%~49%、クレジット50%~64%、
ディスティンクション65%~の4つに分けられる。
ここではその最終成績が卒業証明書に
書かれてしまうという、恐怖のシステムなのだ
当然企業はこの成績を見るわけで、
カンニングやズルを防ぐように様々な工夫がされている
英国では、まず回答冊子の表に名前を書いたら、端を三角に折る。
こうすると採点していても、回答者が誰なのか分らなくなる。
先生は自分の生徒や知り合いなどに
甘く採点することが出来なくなるという訳
更に、大抵テストは2部構成なので、パート毎に採点者を変える
数学など答えが決まり切ったもの以外は
採点者の判断によって大分結果が変わってくるので、
それを均す為だそうだ
テスト中に携帯電話の鳴った者は退場、
トイレ休憩などないし、やむを得ない場合の再入場も許されない
これは当然のことかも知れないが、
対策がなされるということは
ルールを破りたがる人が多いということ
良く考えられた、公平で良いルールだと思う
日本もこうなら良いのに
こっちにくるまで、英国は古臭い、硬くてまじめな国だと思ってたけど、
どうやらそうでもないみたい
外から見ているだけでは、その国の本当のことは
見えてこないって事なんでしょうね
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